猫が部屋を走り回る「ドタドタ」という音や、キャットタワーなど高いところから飛び降りたときの「ドスン!」という音。
猫は小さいから大丈夫、と思われがちですが、着地音や振動は意外としっかり階下に伝わります。実際に、猫の足音がご近所トラブルにつながるケースは少なくありません。
にゃーすそんなときの対策策が「防音マット」です
でも、いざ選ぼうとすると種類が多く、「どれを選べばいいの?」「安いジョイントマットでいいの?」と迷ってしまいますね。
この記事では、獣医師夫婦の視点から、
- 防音マットの遮音等級・素材からみた選び方
- 安価なジョイントマットの「誤飲」リスク
- マットだけに頼らない根本対策
などを解説します。ペットの防音対策に迷っている方はぜひ参考になさって下さい。
猫の走り回る音は本当に階下へ響く?


猫の生活音の中でも次の3つは階下に伝わりやすい音です。
- 高い場所からの飛び降りによる着地音
- 全力疾走する足音・振動
- フローリングを歩くときの爪の「カツカツ」音
とくに響きやすいのが着地音です。キャットタワーや棚の上から飛び降りたときの「ドスン」という衝撃は、床を伝わって階下にダイレクトに響きます。
そして猫がもっとも活発になるのが、明け方や夕暮れ、そして深夜。猫は夕方と明け方の薄暗い時間帯に活動のピークがくる動物です。そのため、家族が寝静まった時間帯に運動会が始まり、音が目立ってしまうのです。
猫が夜中に走り回る理由や、いつまで続くのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて読んでみてくださいね。
猫の防音マットの選び方【遮音等級・厚さ・素材】


防音マットは種類が豊富で、性能も価格もさまざまです。失敗しないために、選ぶときは大きく3つのポイントを確認しましょう。
チェックすべきポイントは次の3つです。
| 見るポイント | 目安・選び方 |
|---|---|
| 遮音等級(LL・ΔLL) | 数字が大きいほど高性能。飛び降りの着地音対策はΔLL-4以上が安心 |
| 厚さ | 薄いと効果が出にくい。10mm以上あると衝撃を吸収しやすい |
| 素材・形状 | 爪が引っかかりにくく、かじって崩れにくい素材が猫向き |
遮音等級は「ΔLL-4」のように表され、数字が大きいほど防音性能が高くなります。猫の飛び降りのような重い衝撃音(重量衝撃音)を抑えたいなら、できるだけ等級の高いものを選ぶのがポイントです。
表面の形状も注意
素材選びでもうひとつ大切なのが、パイル(表面の毛)の形状です。タオル表面のような輪っか状の「ループパイル」は猫の爪が引っかかりやすく、爪とぎ代わりにされてしまうことも。
マットは3タイプ
防音マットは大きく3つのタイプに分けられます。
- ラグ
- タイルカーペット
- ジョイントマット
それぞれ得意なことが違うので、お部屋と猫に合わせて選びましょう。
| タイプ | 防音力 | 洗いやすさ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ラグ | ○ | △(大きく洗いにくい) | 広い範囲を一気にカバーできる |
| タイルカーペット | ◎ | ◎(1枚ずつ洗える) | 必要な場所に部分敷き。汚れた所だけ交換可 |
| ジョイントマット | △ | ○ | 安価だが同厚のカーペットより防音は劣りやすい |
広い範囲をまとめて対策したいならラグ型。
猫がよく走るルートやキャットタワーの下だけをピンポイントで対策したいならタイルカーペットがおすすめです。
鳴き声にはマットは効かないので注意
防音マットが効果を発揮するのは、あくまで足音や振動といった「床を伝わる音」に対してです。
「マットを敷けば鳴き声も静かになる」と期待して購入すると、がっかりしてしまいます。鳴き声が気になる場合は、内窓や防音カーテンなど別の対策や、鳴く原因そのものへのアプローチが必要になります。



鳴き声には別の対策を
防音マットは素材選びも大事。誤飲・腸閉塞のリスク


EVA樹脂や薄めのカーペット素材のジョイントマットは、コスパや手入れのしやすさからまずは取り入れてみるお宅も多いでしょう。
しかし、猫のいるお家では一点だけ注意してほしいことがあります。



それが「誤飲」のリスクです。
ジョイントマットの多くは、EVA樹脂やポリエチレン発泡素材という、やわらかくて弾力のある素材でできています。この柔らかさや、つなぎ目の凸凹が、猫の興味を引いてしまうことがあります。
端をかじっているうちに小さな破片を飲み込んでしまい、腸に詰まってしまうと、開腹手術が必要になることもあります。
実家の猫も、布を飲み込んで夫が手術
布やゴム、ひもなど、食べ物ではないものを口にしてしまう猫は珍しくありません。
以前我が家で飼っていて、今は夫の実家で過ごしている猫も、ソファやカーテンなどの布類をかじるのが大好きな子でした。あるときクッションの隅っこをかじって飲み込んでしまい、夫が手術で取り出しました。
それ以降、猫の部屋には布類を一切置いていません。カーテンもブラインドにしました。
こうした「かじり癖のある猫」にとって、EVA樹脂や薄い布のマットは、同じような誤飲リスクをはらんでいます。



かじり癖のある子は、崩れにくい素材を選んでね!
防音と安全を両立させたいなら、かじっても崩れにくく、しっかり織り込まれたタイルカーペットが安心です。
おすすめすの猫用防音マット|静床プレミア


「安全で防音性の高いタイルカーペットって、具体的にどれ?」という方に、おすすめしたいのが、防音専門店ピアリビングの「静床プレミア」です。
静床プレミアが猫との暮らしに向いているのには、いくつもの理由があります。
まず防音性能。厚さ約13mmの極厚構造で、遮音等級は「ΔLL-4」を取得しています。メーカーの実証では生活音を約10dB(体感で約半分)カットするとされ、猫が飛び降りたときの衝撃音をやわらげてくれます。
猫にうれしい工夫
- 爪が引っかかりにくいカットパイルで、爪とぎ対策も安心
- 消臭・抗菌・防ダニ・防炎機能つきで、ニオイや衛生面もカバー
- 手洗いができる
- カッターで簡単にカットでき、部屋の形に合わせて敷ける
タイル式なので、必要な場所に必要な枚数だけ敷けるのも便利です。1帖あたり約6枚が目安なので、まず試してみたい方はは猫がよく走るルートやキャットタワーの下から始めるのがおすすめです。
カラーは4色展開で、累計350万枚を突破したロングセラー。採寸・設置サービスや14日間の返品保証もあります。
価格は1枚あたり3,850円と、ジョイントマットに比べると高めに感じるかもしれません。ですが、誤飲しにくく、1枚ずつ洗えて長持ちすることを考えると、猫との暮らしには安心・安全な選択だといえます。
まとめ


猫の走り回る音への対策について、ポイントを整理します。
- 「着地音・足音・爪音」は響く。特に飛び降りの衝撃音に注意
- マット選びは安全と防音を両立し、素材や厚さにも注意
- かじって崩れにくく1枚ずつ洗えるタイルカーペットがおすすめ
- マットだけに頼らず、「防音マット×遊びで発散」の合わせ技が根本対策になる
大切な愛猫がのびのび走り回れて、ご近所とも良い関係で暮らせる。そのための第一歩として、まずはお部屋の音が気になる場所から、防音マットを取り入れてみてくださいね。





